モーショングラフィックス(アニメーション)動画制作で学んだこと

こんにちは。サンキャク株式会社の新卒、佐藤竣です!今回は、アニメーション動画制作の案件で学んだことをお話したいと思います。

求められた動画の仕様

不動産系のサービスを紹介するアニメーション動画で、尺が4分ほど、セルワールディングのデザイナーさんのからいただいたグラフィックデータを動かす作業となります。当初は実写のインタビューも検討していましたが、サービスをわかりやすく伝えたいという要望があり、イラストを交えたアニメーション動画で制作していく方向になりました。今回学んだことは、大きく分けて3つ

①Ai(イラストレーター)も使えないといけない

アニメーション動画を制作する案件では、デザイナーからイラストレーターのデータをいただいて制作することが多いです。その際に、イラストレーターのデータを自分で「レイヤー分け」などをして、After Effectsで作業しやすいようにしなければなりません。
私は、イラストレーターが使えなかったため、ディレクターの方がレイヤー分けをしてくださり、後日YouTubeでやり方を調べました。

②ラフ動画は迅速かつわかりやすく簡潔に作る

レイヤー分けが終わったら、早速アニメーションをつけていきます。最初は大まかな動きをつけてラフ動画を作り、先方に確認していただきます。
ここで意識することは、「制作スピード」「わかりやすさ」です。
制作スピードをあげることで後工程(細かな調整など)に多くの時間を割くことができ、よりクオリティをあげることができるからです。
スピードをあげるためには、フレーム単位での調整は行わずにとにかく全体の流れが大まかにわかる動画に仕上げることを常に考えながら作業しました。

主に、位置・スケール・不透明度の調整を行っただけで、他のアニメーションはこの段階では調整しませんでした。また、ただ単にスピードをあげるだけではなく、わかりやすさが担保されているかも重要になってきます。先方の方にもイメージをより明確に持ってもらうことで相互の認識違いも防ぐ事ができます。

③細かなアニメーション調整で作品の質が決まる

ある程度完成に近づいたら、仕上げで細かなアニメーションをつけていきますが、この工程はより細かな部分に気を配ることが求められます。例えば、文字の出す速度の調整や移動してきたものが止まるモーションの部分の滑らかさなどの調整をしていきます。モーションに固さが出ないようにキーフレームを5フレーム後ろにずらすなど、フレーム単位での調整が多かった印象でした。

その後、ディレクターが担当した部分と自分が担当した部分をあわせて、一旦全体尺の動画が出来上がりましたが、アニメーションの滑らかさが明らかに違いました。私が担当したアニメーションは固さがあり、素人感が残ってしまっていました。

細かな部分に気を配る分だけ動画のクオリティは上がっていきます

以上が今回学んだことです。今回の経験を活かし、今後につなげていきたいと思います。

モーショングラフィックスの詳細についてはこちらからご覧下さい。

モーショングラフィックス制作
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